Bodrum [1994.9.14] ギリシャ遺蹟の残るトルコのエーゲ海岸都市2009/05/25 23:28

エーゲ海岸のトルコの古代ギリシャ都市
無題ドキュメント 入社3年目の1994年の夏休みはトルコへの一人旅でした。思えばこれがシルクロードの旅を好きになるきっかけとなった旅でした。

初めてのイスラム圏、初めてのエーゲ海と地中海、ヨーロッパとアジアが混じり合う不思議な感じ・・・。すっかりトルコに魅せられてしまいました。この旅を経験する前は、いつか新婚旅行に行くことになったらスコットランドのインヴァネスに行こう、と思っていたのですが、この旅以降、ギリシャからトルコに向かってエーゲ海の島々を巡りながらクルーズをしたい!と思うようになりました。この構想はこの旅から10年後の2004年に半分実現しました。

この旅ではイスタンブール、ボドルム、アンタルヤ、カッパドキア、アンカラと巡り、どこも忘れられないくらいの印象を残す街でしたが、今回はエーゲ海岸のボドルムのことを書きます。

ボドルムは古代ギリシャ都市のひとつで、エーゲ海に面しています。野外闘技場などのギリシャ遺蹟が残っています。今はエーゲ海クルーズを楽しむバカンス客で賑わうリゾート都市という感じです。

もう15年も前のことなのではっきりと思い出せないのですが、 たしか日本人女性が経営するエミコというペンションに泊まったよな・・・なんて思ってネットで調べたら、今年の6月に銀座で個展を開くなんて記事が。「1993年から9年間ボドルムで暮らす」とプロフィールに書いてあるので、今は日本にいらっしゃるのでしょうか。

まさかトルコで日本人が経営するペンションと出会うなんて思わなかったので、今でもペンションの名前が思い出せたくらい記憶に残っていました。


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広島市二葉山[2003.12.6]扇状地を見下ろすビューポイント2009/05/22 02:20

扇状地を見下ろす二葉山からの夜景
振り返ると2003年はいろんな所に行ってますね。今のオクさんと付き合い始めて11月に入籍してという年なので、まあそれなりに頑張ってたわけですな。

12月には東京で勤めていた会社の先輩を訪ね広島市を訪ねました。先輩は私と同時期に退社し、広島に移住していました。広島市は私にとっても何かと思い入れのあるまちの一つなのですが、その先輩と私で景観計画づくりの仕事をしたことがその要因です。

今考えると何やら青臭いというか、学生じみた計画づくりだったというような感じなのですが、都市計画家・建築家のクリストファー・アレグザンダーのパタン・ランゲージという理論に基づいて広島市の景観要素を調査し、大切な場所を抽出し、景観づくりの指針をつくる、というようなものでした。

ときには歩いて、ときには自転車で市内をくまなく調査して、写真を撮ってという作業をしたので、広島市の扇状地を形づくる6つの川や、扇状地の北・東・南でシンボルとなっている山、歴史的な記憶をとどめる原爆ドームや広島城、縮景園、寺町、市民の愛着が深い広島球場や薬研堀といった景観要素の一つ一つが記憶に刻まれ、自分にとっては思い出深い仕事となりました。

そんなわけで、このときの旅ではそんな記憶を辿りながら、先輩との再会を楽しみに市内を巡りました。

広島市の素敵な場所というのはたくさんあって、あり過ぎるくらいですが、 もとは一本の太田川が最終的には6本の川に別れて、その川に挟まれるように扇状地が南に向かって広がるという広島市の特徴をよく眺められる場所が広島駅のすぐ北に横たわる二葉山で、そこに展望の良い仏舎利塔があります。

登り口が分かりにくいのですが、何となくその辺をうろうろすれば辿りつけます。市内をいろいろと巡った後にここに登り市内を見下ろせば、なかなかいい気分です。



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甘樫の丘[2006.4.9]大和三山を見下ろす丘2008/10/21 00:00

桜越しに眺める大和三山
無題ドキュメント 傍山、耳成山、天の香具山。明日香村を歩いているといつも見える甘樫の丘に登ると、山頂北側にはこの大和三山がよく見渡せます。

明日香村は「明日香村における歴史的風土の保存及び生活環境の整備等に関する特別措置法」という村の名前が付けられた法律(条例じゃないですよ。法律です。)があるくらい貴重な歴史的環境を持つところ。やっぱり行く度にそれがうなずける感動を覚えるまちです。

甘樫の丘は飛鳥寺の西側にぽっこりと盛り上がった丘で、蘇我氏の拠点地だったといわれるところ。ここに登ると頂上は展望のきく広場となっていて、東には飛鳥寺、西には橿原神宮や畝傍山、そして北には耳成山と天の香具山に囲まれた藤原京の里、そして大和盆地が広がります。とても眺めのよいところです。

そして4月上旬には桜が咲いていい感じなのです。日本人はやっぱり桜ですねー。

ところで大和三山って、どれもたいして高さのない“丘”って感じのものですが、どういうわけか、三山に囲まれた里の風景って、心を揺さぶるものがあります。日本人のDNAなんですかねー。今度外人さんにこの風景の感想を聞いてみたいものです。


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