シンガポール[2009.8.3]ガーデン・シティ2009/08/05 08:30

海辺の公園にあるシーフードレストラン
無題ドキュメント シンガポールに出張中です。初めてのシンガポールです。

北緯1度とほぼ赤道直下。当然めちゃくちゃ暑いだろうと思ってたのに、第一印象は「あれ、思ってたほど暑くないじゃん」という感じでした。別に雨や曇りというわけでもないのに。もちろん摂氏30度前後なので暑いことは暑いのですが、ホーチミン・シティのようなサウナ的暑さではないし、東京のような殺人的なギラギラした暑さでもない。「まあ熱帯だし、それなりに暑いよね」というくらいです。

空港から中心部へ車が走っていくと、道路にはずっと花と街路樹、そしてたくさんの公園・緑地が目に入ってきました。この緑地の多さはアジアの大都会では初めて見ました。

そして海辺は海風が心地よくてさらに涼しい。ホテルの部屋でエアコンの下にいるより、この公園の芝生で毛布だけ掛けて寝た方がよっぽど気持ちいいだろうなーという感じがしました。

今日現地で仕事をしている日本人の方に聞いたのですが、シンガポールの建国の父という人は「ガーデン・シティ」を理想として都市づくりをしたそうです。それを聞いてとても納得しました。経済優先主義ではなかなか増えてこない公園・緑地ですが、やっぱりすごく大事ですよ。

どこの建物に入ってもクールビズとは無縁の18度設定ぐらいでエアコンを動かしている国なので、ヒートアイランド現象が激しく起っても良さそうなのに、シンガポールの暑さがそれほどでもないのは、緑の多さと無関係ではないように思いました。

歴史的な建物があまりなくやや近代的過ぎるきらいもありますが、シンガポールには都市計画、都市開発という点では非常に理想的な姿があるように思います。今まで見たアジアの都市ではナンバー1です。


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アンタルヤ[1994.9.16]新婚旅行先にいかが?2009/07/11 23:08

マリーナを取り囲むように高台の街があります
無題ドキュメント 自分の新婚旅行はギリシャに行ったということは前にブログに書きました。自分的には非常に満足度の高い旅行でした。

旅行は旅行でも新婚旅行はやっぱり特別なものでしょうね、一応。旅行には違いないけど、一生に一度だし、パートナーを得て初めての中期旅行だし。

先日、知人が今度新婚旅行に行くという話を聞いて、改めて新婚旅行という旅行について思いをめぐらせました。新婚旅行に求めるものは人それぞれだと思いますが、これから同じ相手と何度もいろんな旅をすることを考えると、せめて新婚旅行ぐらいでは「何かを見る」ということよりも、「パートナーを見る」ということを優先する旅行なんですかね。

そうは言ってもただ一日中ホテルで過ごすとかだと、それも旅としてどうかな?と思いますよね。やっぱり美しい風景とか、感動する何かを見たり、美味しい料理を食べたりということがあって、いい気分になってゆったりとパートナーとコミュニケーションを取るということなんだと思います。

そんなことを考えると、どういう所に行くのが新婚旅行としての満足度が高いんだろう?というのは、あくまでも自分の価値観になってしまいますが、

1)とにかく眺めがよくて落ち着けるホテルがあって欲しい
2)明るい海があって欲しい
3)のんびりとできる環境であって欲しい(都会よりは田舎)
4)美しい街並みがあって欲しい(まったりとした散策ができるような)
5)独自性の強い美味しい料理や酒があって欲しい
6)興味深い文化があって欲しい(建物、社寺、工芸、音楽・・・等)
7)興味深い体験プログラム(エコツアー、工芸等)があって欲しい
8)気の利いたお土産品があって欲しい

という感じでしょうか。何だか新婚旅行に限った話じゃないようになってしまいましたが。そんな気の利いた街に最低2泊はしながら移動するような旅がいいですね。

そんな観点で、自分の拙い旅経験の中から、こんな街が新婚旅行の宿泊地として向いているのではないか?という街をピックアップしてみると、

アンタルヤ(トルコ)
ボドルム(トルコ)
イスタンブール(トルコ)
バリ島(インドネシア)
サントリーニ島(ギリシャ)
パロス島(ギリシャ)
リビエラ海岸(イタリア)
ヴェネツィア(イタリア)
バルセロナ(スペイン)

辺りでしょうか。他にももっといいところがいっぱいあるんでしょうけど、行ったことがないので。イビサ島とか、マルタとか、チュニジアとか、モルディブとか、フィジーとか、タヒチとか、ニューカレドニアとか、行ってみたいですねー。

とりあえず自分が行ったことがある中からだと、今回はトルコのアンタルヤを採り上げます。

この前ブログにボドルムのことを書きましたが、次に行った街がアンタルヤでした。ボドルムに比べるとアンタルヤは大都市だけど、地中海に面したリゾート・シティという感じでした。

近くに大きな海水浴場もあり、中心部には雰囲気のいい高台の公園やマリーナもある。1週間ぐらい滞在しても飽きそうにない感じですね。

ところで話はガラっと変わるんですけど、2ヶ月前、富士北麓ではIVVオリンピアードという大会がありました。種目は主にウォーキングとサイクリングとスイムの3つで、一言で言えば“順位のないオリンピック”というような市民スポーツ大会です。2年に1回行われていて、11回目の今年は初めてヨーロッパ以外で行われ、それが富士北麓だったのです。

なんでそんな話を書くかというと、次回の第12回大会はアンタルヤで行われるんですよ!今年のIVVではスタッフとして5日間どっぷりと従事したのですが、世界中からウォーカーが集まり、和気あいあいとしてゆったりと北麓ウォークを楽しむ人たちを見るのはとても気分がよいものでした(それに比べて文句ばかり言って、まるでコレクションを集めるかのように各地のウォーキング大会に参加する日本人ウォーカーの多いこと。残念でした)。今年のIVVでは、次回開催地ということで、アンタルヤからたくさんのトルコ人が来ていたし、会場にはケバブなどを出すトルコ・ブースもありました。

2011年のアンタルヤ大会の成功をお祈りします!


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西表島のカヤックツアー[2003.7.17]エコツアーを楽しんだ初めての経験2009/06/01 23:59

西表島でのカヤックを使ったエコツアー
無題ドキュメント 自分的には自然派では全然なくて、文化的なものに興味を惹かれるタイプだと思っています。なので山とか森とか動物とかよりも、歴史的な建物とか、伝統工芸とか、音楽とか、酒とか、郷土料理とか、そういうものに強く惹かれます。

小さな頃から旅行好きだったし、大学も観光学科だったし、就職してからはまちとか観光のことが仕事だったので、全国あちらこちらに行く機会が多かったのですが、なぜか沖縄だけは縁がなかった。それがずっと心に引っかかってました。

2003年のこのとき、初めて沖縄に行くことができました。初めての沖縄は、ホントに面白かったです。

西表島で参加したシーカヤックのエコツアーも強烈な印象を残したものの一つでした。前に東京であった観光研究学会の講演で西表島のカヤックツアーの話が印象に残っていて、そこのツアーに参加したいと思っていました。LBカヤック・ステーションというエコツアー会社です。

干立(ほしだて)というところにあるイルンティフタデムラという貸別荘タイプの宿に泊まり、エコツアー参加の朝、そこまでピックアップの車が迎えに来てくれました。白浜というところがツアーのスタート地点。うちら2人と、もう1組の2人連れの計2組がその日の参加者。

まずはカヤックの漕ぎ方を15分くらいレクチャーしてもらい、それでもういきなり出発。えらく簡単です。白浜は漁港という感じのところで、最初は陸地を左に見ながら海を進み、しばらく行くと河口から一つの川に入っていきました。両岸にはマングローブが生い茂り、いかにも亜熱帯の川です。

しかしカヤックは楽しい!簡単なレクチャーだけで未経験者がこんなに進めるんだから、よく出来た乗り物なんでしょうね。2人乗りだからか分からないけど、そんなに疲れないし。

だんだん川幅が狭くなってきたところでカヤックを下り、昼食。昼食はガイドさんが作ってくれる。ところがここで驚きの出来事が。昼食を食べながらもう1組の人たちと自己紹介をしていたら、どうも初めて会った気がしなくなってきて、話しているうちになんと私と1人の人が知り合いだったことが判明。なんでこんな最果ての島で出会うんでしょう。。。

カヤックでかなり奥地まで進んだら、カヤックを置いて歩いてさらに上流へ。滝があるところで昼寝をして戻るという行程でした。

エコツアーなので、ガイドさんがいろいろと自然のことを話してくれました。マングローブとかその他の植物のこと、ヤシガニなどの生き物のこと。。。でもほとんど覚えていません。スミマセン。。。

でも、カヤックで西表島の海や川を漕いだのが楽しかったこと、川で泳いだこと、滝の前で昼寝したことは忘れません。エコツアーの楽しさって、そういうことなんじゃないのかなー。違うか、やっぱり(汗)


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