Fanari Villas [2004.5.19] エーゲ海を望むサントリーニ島の洞窟型ホテル2009/05/23 20:04

無題ドキュメント

いろいろ旅をしていると「これは良かった!」という宿がいくつか思い出されますが、ここは中でも「最高に良かった!!」と思うホテルの一つ。エーゲ海に浮かぶ無数のギリシャの島のひとつサントリーニ島の「Fanari Villas」というホテルです。

このホテルに泊まったは2004年5月。いわゆる新婚旅行でありました。といっても、かなり前から綿密に調べて選んだというのではなく、日本を出発する直前にネットで調べて予約した、という感じでした。とりあえずギリシャに行こうということは決めてあったのですが、どこに行くか、どこに泊まるかはまったくのノープランで、アテネに着いてからいろいろ情報を得ながらブラブラしてみるか、というのが私の考えだったのですが、「さすがに新婚旅行なんだから、最初の宿ぐらいはちゃんと決めておかない?」というオクさまの至極もっともな提案を受け、急遽探し出したのでした。

サントリーニ島はアテネのピレウス港からフェリーで5時間くらいのところ。断崖の上に白い家々や風車、教会などが実に美しいところで、エーゲ海の島の中でも人気の島のひとつでしょう。景色や食事などのことはまたいつか書きたいと思います。

Fanari Villas は島の北端の Oia(イア)という地区にあり、西向きの断崖に沿って立体的にへばりついている感じ。断崖をくり抜いた洞窟の一つ一つが客室になっていて、いわゆる“ヴィラ”スタイルです。断崖なだけに目の前に邪魔物は一切なく、真っ青なエーゲ海と対岸のティラシア島がどどーんと見下ろせる。部屋の前のテラスでお茶やワインを飲みながらボーっとのんびりしていればすぐに時間が過ぎていきます。テラスから上を振り返ればいかにもギリシャっぽい風車がすぐ上にある。まあ、これ以上典型的なエーゲ海の風景はないというくらいの最高のロケーションです。

値段はロウシーンズンでも1泊250ユーロなので高級です、はい。しかしこれまた洞窟をくり抜いたプールも備え、リゾートホテルとしての設備は整っています。これだけの景色と設備ならむしろリーズナブルといってもいいと思います。

予約は2泊だけだったのですが、結局1泊延長して3泊しました。またいつか泊まりたい、というホテルです。



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Yamamori Noodles[2007.1.4]Dublin の日本食(?)レストラン2008/11/08 23:58

yamamori noodle
無題ドキュメント 本ブログの主旨とは違う気もしますが、とても気になるレストランです。決してお奨めするわけではありませんが・・・。

私が参加している LIZZY BOYS というバンドは、2001年、2003年、2007年と過去3回、アイルランドのダブリンで演奏しています。そして今度の1月、2008年には4回目の渡愛することになっています。なんでアイルランドで演奏するかの経緯は2000年12月9日のアラン島の記述で説明しているので割愛。

で、過去3回とも、ダブリンに行くたびに気になってしまうのがこの Yamamori Noodles という店。South Georges Street にあるこの店は日本食レストランということです。

過去1回だけですが、2003年にここで食事をしたことがあります。その時見たメニューははっきりとは覚えていないが、ラーメン、天ぷら、刺身などがあったような気がする。あとなぜか中華や韓国料理などもあったような。。。

海外に行って「日本食レストラン」を名乗る店に入ったことはこの時の1回を除いて全くないので世界中の日本食レストランがどんな感じなのかは知らないけれど、この店での体験はなんだか不思議な感じでした。こういう店を通じてはたして世界から日本はどのようなイメージで見られてしまうのだろうという不安・・・。

2007年の3回目のダブリンでもやっぱりこの店の前を通ってしまったので、思わず店構えの写真を撮ってしまったのがこの写真です。

あと2ヶ月弱。またダブリンに行ってきます。そしてまたこの店の前を通ってしまうのでしょう。しかし入口に足を踏み入れることはないんでしょう。おそらく。


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アラン島[2000.12.29]アイルランドの島2008/10/27 01:25

何もないアラン島の風景
無題ドキュメント この年は人生の一つの転機を迎えました。思うところあって7年勤めた最初の職場を6月に退職、半年経った12月もまだ第二の職場を探しながら充電していました。

それはそうと、退職の2年前からパソコン通信(WEBじゃないですよ。パソ通です)で知り合った仲間とTHIN LIZZYというアイルランド出身のハードロックバンドの曲をカバーするバンドを始めたのですが、ひょんなことからTHIN LIZZYのリーダー、Phil Lynottの命日である1月4日にダブリンで行われるライブイベントに出演することになったのです。この件に関する詳しい顛末はTHE LIZZY BOYS Official Website参照。そんなわけで1月4日のライブに向けて12月18日に日本を出発し、ロンドン、バース、コッツウォルズとイギリスを旅してクリスマスイブにはダブリンに到着。クリスマスの後にアイルランド西部のゴールウェイに足を延ばしました。そしてさらに海を渡りアラン島へ。

アラン島は『アランの男』をはじめいくつかの映画の舞台として知られ、アランウールで織られたアランセーターも有名です。痩せた土地に羊だけがいるような荒涼とした、ある意味最もアイルランドらしい風景の場所かもしれません。

スピリチュアルというか、何とも言えない、心を揺さぶる土地でした。日本だと下北半島で覚えた感覚に近いかな。

2泊する間に雨が降ったり、虹が出たり、雪が降ったり、晴れ間が覗いたり、めまぐるしく天候が変化しました。

何をするでもなく、ただひたすら島をぶらぶらするだけで満たされた、そんな2日間でした。


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