レストランVARNA[2008.11.15]地域食材の高付加価値化を狙うレストラン2008/11/16 23:33

貴重な長屋門が玄関となっている
無題ドキュメント 昨日、11月15日は我が家の結婚記念日でありました。この日はいつも外食することにしています。

今年行ったのは富士宮市のレストランVARNA

9月30日放送の「ガイアの夜明け」で紹介されたのを見て、今年はここにするか!となったのであります。

要約すると、富士宮市はレストランを起爆剤に閑散としている市街地を活性化しようと画策。地元ならではの隠れた食材や特産物をふんだんに使った料理を出し、話題づくりをして、地元の人のみならず、首都圏から人を呼び入れようという考え。このプロジェクトを任されたのが元大蔵省財務官の榊原英資氏が「食と農」で地域活性化を目指すプロジェクトとして今年2月に立ち上げたフードジャパンネットワーク(FJN)。FJNが送り込んだのは、「リストランテ山崎」や「ゼフィーロ」で活躍した眞貝友也さん(31歳)。そして9月、眞貝シェフのレストランがいよいよオープン。果たしてそのレストランが新しい「食のブランド」となり、富士宮にたくさんの人を呼び、地域活性化の起爆剤となれるのだろうか?というもの。

この放送を見て、ものすごく心を揺さぶられました。眞貝シェフは富士宮市の優れた食材を捜し歩き、生産者の台所を借りて実際に調理してみせ、食材の新しい活かし方を提案、生産者の信頼を勝ち得ます。そうやって自分の眼鏡にかなう食材を直接集め、自分なりの手法で新しい価値を提案する。こういうやり方、取組みはまさに自分が考えていた地域おこしの理想像、と感激しました。

そんなわけで放送を見てすぐに今年の11月15日はここにしよう、となったのです。

昨日実際に行ってみて、まずは店の雰囲気の良さに感動しました。長屋門を玄関として活用し、敷地内のレストラン棟は現代的なまったくの新築。伝統と斬新さを組み合わせるセンスの良さはさすがという感じ。

しかし肝心のお味は。。。期待が高すぎたのかもしれませんが、残念ながら「普通」という感じでした。フォアグラやトリュフなどの高級食材をふんだんに使っていましたが、感動するでもなく、どれも普通に美味しかったです。駿河湾の赤座海老や甘鯛、朝霧ビーフなどの地元食材をいくつか使っていましたが、素材の味を味わうというよりは、やはりソースやトッピングなどの味が強く出てしまい、なんとなく消化不良。まあ、高級洋食ってのはこういうものなのかもしれませんが。

しかしこのプロジェクト自体は非常に期待したいもの。シェフのこれからの試行錯誤による今後の発展に期待したいです。


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