廈門[2005.9.20]近世と近代が向かい合うまち ― 2008/10/18 22:46
そんなわけで、2005年の夏休み旅行の旅先に選んだのが中国でした。ただ、中国は公私ともに行く機会がわりと多いので、この時選んだのが、行ったことがない廈門(アモイ)と海南島でした。
廈門は海峡を挟んですぐに台湾という位置で、福建省の中心都市のひとつです。よって、ウーロン茶をはじめとしたお茶屋さんが多いのと、台湾の影響をそこかしかこに感じる場所という感じでした。ほとんど情報を持たず、ただマイレージで行ける都市だからという感じで行ったのですが、意外と面白いまちでしたね。
廈門は省都ではないものの経済特区になっているように、台湾との結びつきの強さも影響しているのでしょうが、急激な都市化をしており、とても近代的な町並みです。高層ビルが立ち並び、ゆったりとした都市公園が時々あり、みたいな。
そんな廈門がさらに面白いのは、鼓浪嶼(コロンス島)という島まるごと歴史保存島みたいな島があること。清朝時代の共同租界で海外列強の領事館や商社の商館が立ち並んだ歴史があって、その時代の建物の多くが残されています。この島を中国政府はまるごと「観光公園」みたいな位置づけをしていて、ガソリン車通行禁止など、徹底的な観光活用を試みています。電気自動車しか走っていないというのがすごいです。コルフ場か!って感じです。
そのコロンス島の真ん中に小高い山があって、展望台になっています。そこから本島を眺めた図がこの写真。対比が面白いかな、と。
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