西表島のカヤックツアー[2003.7.17]エコツアーを楽しんだ初めての経験2009/06/01 23:59

西表島でのカヤックを使ったエコツアー
無題ドキュメント 自分的には自然派では全然なくて、文化的なものに興味を惹かれるタイプだと思っています。なので山とか森とか動物とかよりも、歴史的な建物とか、伝統工芸とか、音楽とか、酒とか、郷土料理とか、そういうものに強く惹かれます。

小さな頃から旅行好きだったし、大学も観光学科だったし、就職してからはまちとか観光のことが仕事だったので、全国あちらこちらに行く機会が多かったのですが、なぜか沖縄だけは縁がなかった。それがずっと心に引っかかってました。

2003年のこのとき、初めて沖縄に行くことができました。初めての沖縄は、ホントに面白かったです。

西表島で参加したシーカヤックのエコツアーも強烈な印象を残したものの一つでした。前に東京であった観光研究学会の講演で西表島のカヤックツアーの話が印象に残っていて、そこのツアーに参加したいと思っていました。LBカヤック・ステーションというエコツアー会社です。

干立(ほしだて)というところにあるイルンティフタデムラという貸別荘タイプの宿に泊まり、エコツアー参加の朝、そこまでピックアップの車が迎えに来てくれました。白浜というところがツアーのスタート地点。うちら2人と、もう1組の2人連れの計2組がその日の参加者。

まずはカヤックの漕ぎ方を15分くらいレクチャーしてもらい、それでもういきなり出発。えらく簡単です。白浜は漁港という感じのところで、最初は陸地を左に見ながら海を進み、しばらく行くと河口から一つの川に入っていきました。両岸にはマングローブが生い茂り、いかにも亜熱帯の川です。

しかしカヤックは楽しい!簡単なレクチャーだけで未経験者がこんなに進めるんだから、よく出来た乗り物なんでしょうね。2人乗りだからか分からないけど、そんなに疲れないし。

だんだん川幅が狭くなってきたところでカヤックを下り、昼食。昼食はガイドさんが作ってくれる。ところがここで驚きの出来事が。昼食を食べながらもう1組の人たちと自己紹介をしていたら、どうも初めて会った気がしなくなってきて、話しているうちになんと私と1人の人が知り合いだったことが判明。なんでこんな最果ての島で出会うんでしょう。。。

カヤックでかなり奥地まで進んだら、カヤックを置いて歩いてさらに上流へ。滝があるところで昼寝をして戻るという行程でした。

エコツアーなので、ガイドさんがいろいろと自然のことを話してくれました。マングローブとかその他の植物のこと、ヤシガニなどの生き物のこと。。。でもほとんど覚えていません。スミマセン。。。

でも、カヤックで西表島の海や川を漕いだのが楽しかったこと、川で泳いだこと、滝の前で昼寝したことは忘れません。エコツアーの楽しさって、そういうことなんじゃないのかなー。違うか、やっぱり(汗)


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知床[1999.10.22]野生のエゾシカとの遭遇2009/05/14 00:30

見えづらいですが池の向こうの真ん中にエゾシカが
無題ドキュメント

池の向こうにエゾシカが!

今では富士山麓に住む私としてはさして珍しいことではなくなりましたが、東京暮らしをしていた当時は森で野生動物と出会うなど、かなり興奮する体験でした。

丁度今から10年前のこの年、所属する観光研究学会の大会が北見で行われ、若手3人で共同執筆した論文の発表をするため北海道に飛びました。

大会は土日だったのですが、せっかくなので金曜に北見空港に入り、網走、知床と観光した際のひとコマです。手つかずの自然が残る知床半島は今ではエコツーリズムの先進地といわれていますが、当時はまだ「自然豊かな観光地」ってところでしょうか。

この写真は知床五湖の自然散策道を歩いていたら、池の向こうでガサって音がして、よく見ると一頭のエゾシカが。。。というシーンです。丁度紅葉の良い時期でもあり、綺麗に色づいた木々の中に物静かにたたずむ鹿のたたずまいは、崇高なものに見え、なんともいえず感動的でした。

ちょうど鮭の遡上の時期でもあり、途中途中の道から見えた川ではおびただしい数の鮭の死骸とそれを縫うようにして息絶え絶えに泳いでいる鮭という光景をたくさん見ました。遠い海から生まれ故郷の川に戻ってきて、産卵を終えると死んでいく。。。って知識はありましたが、実際にその光景を見ると、これもまた深く感じ入るものがありました。

生き物の世界って凄いなー、と感じた旅でした。



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