広島市二葉山[2003.12.6]扇状地を見下ろすビューポイント ― 2009/05/22 02:20
12月には東京で勤めていた会社の先輩を訪ね広島市を訪ねました。先輩は私と同時期に退社し、広島に移住していました。広島市は私にとっても何かと思い入れのあるまちの一つなのですが、その先輩と私で景観計画づくりの仕事をしたことがその要因です。
今考えると何やら青臭いというか、学生じみた計画づくりだったというような感じなのですが、都市計画家・建築家のクリストファー・アレグザンダーのパタン・ランゲージという理論に基づいて広島市の景観要素を調査し、大切な場所を抽出し、景観づくりの指針をつくる、というようなものでした。
ときには歩いて、ときには自転車で市内をくまなく調査して、写真を撮ってという作業をしたので、広島市の扇状地を形づくる6つの川や、扇状地の北・東・南でシンボルとなっている山、歴史的な記憶をとどめる原爆ドームや広島城、縮景園、寺町、市民の愛着が深い広島球場や薬研堀といった景観要素の一つ一つが記憶に刻まれ、自分にとっては思い出深い仕事となりました。
そんなわけで、このときの旅ではそんな記憶を辿りながら、先輩との再会を楽しみに市内を巡りました。
広島市の素敵な場所というのはたくさんあって、あり過ぎるくらいですが、 もとは一本の太田川が最終的には6本の川に別れて、その川に挟まれるように扇状地が南に向かって広がるという広島市の特徴をよく眺められる場所が広島駅のすぐ北に横たわる二葉山で、そこに展望の良い仏舎利塔があります。
登り口が分かりにくいのですが、何となくその辺をうろうろすれば辿りつけます。市内をいろいろと巡った後にここに登り市内を見下ろせば、なかなかいい気分です。
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