珠洲市[2005.1.1] 灯りの宿 まつだ荘 ― 2009/05/12 00:59
この6年ほど、宿探しはすっかりネットが頼りになっている。
ネットで探すようになってから、時々、というか結構な確立で“当り”な宿とめぐり合うようになった。それはひとえに「口コミ」のおかげなのです。楽天トラベルをはじめ、利用者の多いサイトの口コミ情報はかなり信用できる。もちろん“ハズレ”も経験するが、以下のような口コミ情報は当りの可能性がかなり高いように思う。
・口コミ投稿件数が多い
・口コミ投稿者の書きっぷりに熱が入っている
・べた褒めばかりでなく問題点も書き込まれている
特に民宿を探すときに宿サイトは非常に有用だ。民宿の場合は宿が自前のHPを持っていないことも多いし、高級旅館のように設備は整っていないのだから当然難点もある。難点を承知した上で優れた点を見つけるのに口コミは最高の情報源となる。だいたい雑誌や宿のオーナー自身が「設備は古いですが人情味あふれる宿です」なんて言っててもそれを鵜呑みにすることはできないけれど、実際に利用した人が投稿で「風呂場は狭くてくつろげないが、掃除は行き届いているし、地元の食材をふんだんに使った料理とご主人の暖かいもてなしは最高でした!」ってな感じで書いてあれば非常に泊まりたくなりますね。
あ、また前置きが長くなってしまった。
そんなわけで口コミを頼りに大晦日に泊まったのが能登半島の珠洲市にある「灯りの宿 まつだ荘」。
例によって正月休みの雪国旅行。このときは安房峠から飛騨高山、白川郷・五箇山、能登半島、金沢と旅しました。
で、まつだ荘。1階は居酒屋風になっていてそこが食事場所になっている。料理は能登半島らしく新鮮な魚貝が中心で、それに能登牛も付けたはず。いやー、実に美味しかったです。
食事以外の記憶はほとんどまったくありませんが、また能登の幸を味わいに行きたいな、と思ったことだけ覚えています
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廈門[2005.9.20]近世と近代が向かい合うまち ― 2008/10/18 22:46
そんなわけで、2005年の夏休み旅行の旅先に選んだのが中国でした。ただ、中国は公私ともに行く機会がわりと多いので、この時選んだのが、行ったことがない廈門(アモイ)と海南島でした。
廈門は海峡を挟んですぐに台湾という位置で、福建省の中心都市のひとつです。よって、ウーロン茶をはじめとしたお茶屋さんが多いのと、台湾の影響をそこかしかこに感じる場所という感じでした。ほとんど情報を持たず、ただマイレージで行ける都市だからという感じで行ったのですが、意外と面白いまちでしたね。
廈門は省都ではないものの経済特区になっているように、台湾との結びつきの強さも影響しているのでしょうが、急激な都市化をしており、とても近代的な町並みです。高層ビルが立ち並び、ゆったりとした都市公園が時々あり、みたいな。
そんな廈門がさらに面白いのは、鼓浪嶼(コロンス島)という島まるごと歴史保存島みたいな島があること。清朝時代の共同租界で海外列強の領事館や商社の商館が立ち並んだ歴史があって、その時代の建物の多くが残されています。この島を中国政府はまるごと「観光公園」みたいな位置づけをしていて、ガソリン車通行禁止など、徹底的な観光活用を試みています。電気自動車しか走っていないというのがすごいです。コルフ場か!って感じです。
そのコロンス島の真ん中に小高い山があって、展望台になっています。そこから本島を眺めた図がこの写真。対比が面白いかな、と。
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赤沢宿[2005.5.29]参詣者の宿場町 ― 2008/10/17 23:05
この中で山梨県で唯一選定されているのが早川町の赤沢宿です。ここは日蓮宗総本山の「身延山」と、修験霊山だった「七面山」を結ぶ途中に位置する宿場町です。
歴史的な町並みが好きな私としては、今まで結構多くの伝建地区を訪ね歩いているのですが、実は2005年にここに行くちょっと前まで、赤沢宿なる伝建地区を知りませんでした。
地区内のいろんな建物を使って「灯り展」みたいな展示会が催されるという情報をきっかけに初めて行ってみたのですが、期待以上に素晴らしい町並みでした。伝建の分類では「武家町」とか「商家町」といった分類がありますが、「山村・講中宿」という分類がされているのは赤沢宿だけ。だからなのか分かりませんが、他の伝建地区とはどこか違う雰囲気が漂っています。
かなり勾配のきつい斜面に集落が張り付いているという地形的な要因と、参詣者により利用されてきたという宗教的な要因がこの独特な景観を作っているんでしょうか。山梨県が誇るべき宝だと思います。
ちなみに早川町は他にも見所がいっぱいです。またの機会に紹介したいと思います。
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