14年前のバンコク[1995.7.1]チャオプラヤー川の風景 ― 2009/05/30 22:58
そんなわけで7月あたりにには慰安旅行ということで、20数名の会社でしたが、みんなで旅行に行っておりました。この会社仲間での旅行は楽しかったな。みんな基本的にまちとか観光に関心がある人たちなので。
入社4年目の2005年はタイのバンコク、アユタヤでした。当時、東南アジアのまちに行った経験はほとんどありませんでしたが、第一印象は「こういう感じがいかにも東南アジアのまちって風景なんだろうな」ってものでした。チャオプラヤー川と生活空間が混然一体になっているって感じが。
たしかこのときはオリエンタル・ホテルに泊まったように記憶していますが(もし記憶違いだったらツッコんでください>一緒に行った方)、当時はそういう記憶ではなかったのですが、オリエンタルは1974年から既にマンダリン・グループの経営だったのですね。チャオプラヤー川沿いの良い立地ですが、これといった特別な記憶はなく、やや高級なシティホテル、といったぐらいの記憶しかないです。残念。
写真はリバークルーズをしたときのものです。結構川沿いの風景は面白かったな。立派なお寺が見えたと思えば高層ビルや生活雑居空間がごちゃ混ぜで。
でも14年前のことですから、今はもっと都市的になってるんでしょうね。
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トルファン[1995.8.8] 葡萄棚のまち ― 2008/10/10 22:04
私が名乗っている「馬敦」(マトンと読む)という名前は、イスラム圏の主食である羊肉も意味していて、イスラム圏地域が好きであることも表しています。(他にもいくつか意味をかけてますが)
私は旅が大好きですが、なかでもシルクロード関係の地域は特に気に入ってます。イスラムについていろいろと偏見がありがちな今だからこそ、私が体験したイスラム圏の魅力を伝えたい気持ちが強くなったりもします。そんなわけで、折に触れて、シルクロードの旅の思い出なんぞを書いてみたいと思います。
今回は1995年夏の中国西域旅行から、トルファンのことを書きます。その旅では主にトルファン、敦煌、西安を見てきたのですが、イスラム圏へ行くのは94年のトルコに続いて2度目で、その魅力に更にハマるようになった旅でもありました。
あの辺の地域の魅力は、なんと言っても歴史のロマンを感じさせる街の雰囲気、に尽きるように思います。三蔵法師やらマルコ・ポーロやらをはじめ、古くから様々な人が行き来した道沿いに点在する街は、今はもちろん現代の街ではあるけど、モノを売る様子にしても、食事にしても、日干しレンガで立てた家々にしても、そこかしこに古くからのたたずまいを色濃く残しています。
それから、あの辺は大抵が乾燥した地域だから、陽射しは強烈で景色が明るく見えます。そして陽射しを避けるための日除けとして、樹木がたくさん植えられていて、木陰がまた気持ちいい。特にトルファンという街の名産は葡萄と言われるだけあって、街の至るところに葡萄棚や葡萄畑がある。道路の上をまるまる覆う葡萄棚のアーケードなんて、他ではなかなか見られない。とにかく、僕にとっては「トルファン=葡萄」のイメージ。
トルファンというところは、シルクロードの要衝で、古くから様々な民族が入れ替わり立ち替わり支配を交代したような街らしい。現在はイスラム教徒のウイグル族が大多数を占める街となっています。ウイグル族はトルコ系民族で、気質もさすがにトルコ系らしく気さくで明るい。誰と会っても、嫌な体験ってしなかったな。
イスラム圏の楽しみは、やっぱりシシカバブ!。羊肉に塩と唐辛子と緑色の香辛料(クミンシード?)を振りかけて炭火でじっくり焼き上げる。するとたちまち何とも言えない良い香りが辺りに漂って、いい雰囲気なんだなー。トルコでもそうだったけど、屋台ではなぜか普通にビールを売っている。夜、すっかり涼しくなった街の屋台でシシカバブとビール。これが最高なんです。
トルファンの忘れられないもう一つの思い出は、葡萄棚の下で見た民族舞踊。 ウイグル族の音楽ってのが、これまたいい感じなのですよ。僕も翌年買ったのですが、ラワーブとかって言う弦楽器は、三味線のルーツにもなってるみたいだけど、とても不思議な魅力を持つ音色です。まー、そんなもっともらしい話もなくはないんだけど、要するに踊り子の女の子がとっても可愛かったのであります(笑)。
こんな文章で、果たしてシルクロードの魅力が伝わるのか?(^^;) また、機会があったら書きます。
<この文章は THE LIZZY BOYS Official Website 掲載用に2001.11.1に書いたものを一部加筆修正したものです>
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私は旅が大好きですが、なかでもシルクロード関係の地域は特に気に入ってます。イスラムについていろいろと偏見がありがちな今だからこそ、私が体験したイスラム圏の魅力を伝えたい気持ちが強くなったりもします。そんなわけで、折に触れて、シルクロードの旅の思い出なんぞを書いてみたいと思います。
今回は1995年夏の中国西域旅行から、トルファンのことを書きます。その旅では主にトルファン、敦煌、西安を見てきたのですが、イスラム圏へ行くのは94年のトルコに続いて2度目で、その魅力に更にハマるようになった旅でもありました。
あの辺の地域の魅力は、なんと言っても歴史のロマンを感じさせる街の雰囲気、に尽きるように思います。三蔵法師やらマルコ・ポーロやらをはじめ、古くから様々な人が行き来した道沿いに点在する街は、今はもちろん現代の街ではあるけど、モノを売る様子にしても、食事にしても、日干しレンガで立てた家々にしても、そこかしこに古くからのたたずまいを色濃く残しています。
それから、あの辺は大抵が乾燥した地域だから、陽射しは強烈で景色が明るく見えます。そして陽射しを避けるための日除けとして、樹木がたくさん植えられていて、木陰がまた気持ちいい。特にトルファンという街の名産は葡萄と言われるだけあって、街の至るところに葡萄棚や葡萄畑がある。道路の上をまるまる覆う葡萄棚のアーケードなんて、他ではなかなか見られない。とにかく、僕にとっては「トルファン=葡萄」のイメージ。
トルファンというところは、シルクロードの要衝で、古くから様々な民族が入れ替わり立ち替わり支配を交代したような街らしい。現在はイスラム教徒のウイグル族が大多数を占める街となっています。ウイグル族はトルコ系民族で、気質もさすがにトルコ系らしく気さくで明るい。誰と会っても、嫌な体験ってしなかったな。
イスラム圏の楽しみは、やっぱりシシカバブ!。羊肉に塩と唐辛子と緑色の香辛料(クミンシード?)を振りかけて炭火でじっくり焼き上げる。するとたちまち何とも言えない良い香りが辺りに漂って、いい雰囲気なんだなー。トルコでもそうだったけど、屋台ではなぜか普通にビールを売っている。夜、すっかり涼しくなった街の屋台でシシカバブとビール。これが最高なんです。
トルファンの忘れられないもう一つの思い出は、葡萄棚の下で見た民族舞踊。 ウイグル族の音楽ってのが、これまたいい感じなのですよ。僕も翌年買ったのですが、ラワーブとかって言う弦楽器は、三味線のルーツにもなってるみたいだけど、とても不思議な魅力を持つ音色です。まー、そんなもっともらしい話もなくはないんだけど、要するに踊り子の女の子がとっても可愛かったのであります(笑)。
こんな文章で、果たしてシルクロードの魅力が伝わるのか?(^^;) また、機会があったら書きます。
<この文章は THE LIZZY BOYS Official Website 掲載用に2001.11.1に書いたものを一部加筆修正したものです>
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